現在、ビルメンテナンスにおいても環境保護が重要な問題となっております。様々な企業様の社会貢献度や資産価値を計る場合に於かれましても、また、私共が美化清掃を実践する以上、環境保護を大きく視野に入れ、更に経済的方法での取組みが迫れております。そして、国際連合大学が提唱しておりますゼロ・エミッション構想【廃棄物をゼロにした循環型産業システム】はまさに理想的であると信じるものです。
グンビル《床ワックス剥離廃液処理システム》 【LIVE project】は、平成24年12月に産業廃棄物処分業の許可を群馬県より取得し、平成27年5月に特別管理産業廃棄物処分業の許可を群馬県より取得しています。今後の展開にご期待頂ければ幸いです。

床ワックス剥離廃液処理システム

ビルメンテナンスの中でも、特にフロアポリッシュ、ワックスアップの際、大量に排出される「剥離廃液」処理問題に着目し、長年研究してまいりましたが、この度、剥離廃液を《再利用物》と排出水規制基準を満たした《清水》に分離する廃液処理技術の実用化に至りました。


床ワックス剥離廃液、その問題とは

床ワックスは「ポリマー高分子金属架橋材」で、高分子が重金属(亜鉛)で結合され、非常に強力な皮膜を形成しています。塗り替え時には、この強力な高分子と亜鉛の皮膜を分解する為に、高アルカリ性(pH12以上)の化学剥離剤が使用されます。剥離作業後に回収される「剥離廃液」は重金属(亜鉛)と樹脂を含んだ高pHの高汚染廃液となり、一般排水とは区別され、産業廃棄物になります。

この取扱いは厳しい排水基準により規制されています。ただ、現状では、充分な理想的処理が行われていないことがあるようです。

 

床ワックス剥離廃液処理の現状

1)廃液の一次処理のみで分離水を放流破棄
  排水基準値を満たさず法規制を受ける。

2)回収廃液のまま産業廃棄物業者に処理委託
  焼却処理費用、及びCO2排出による環境負荷が高い。

3)廃液を排水基準値に分離・分解処理し放流
  法令順守で環境に低負荷。処理時間の改善が課題。

【LIVE project】
Listen for itself, view the earth.

point#1
廃液をきれいに。

剥離廃液のポリマー分離・分解処理を段階に分けて行い、ポリマー分離で処理できなかった残水汚染物を再処理し、排水基準値をクリア。汚染物は一切ない処理水を河川へ放流し、環境にやさしい処理方法を実現します。

point#2
発生ポリマーを再資源化。

剥離廃液の分離・分解処理中に発生した回収物(ポリマー)を固形燃料である燃料ペレットとし、発電燃料などのエネルギーへと再資源化します。

point#3
廃液処理費用を軽減。

処理方法を根本的に改めた独自な発想・画期的技術で、廃液を理想的に処理・再利用し、最大の低公害化を実現しつつ、お客様にご負担頂く費用を限りなく軽減しました。

point#4
環境問題・法規制強化に対応。

お客様への環境影響を解消するために、剥離清掃で発生する剥離廃液は全て回収し持ち帰ります。様々な分野で論議される廃液処理問題、世界的に規制されるCO2削減課題を早期解決します。

2007年度 群馬県産業支援機構補助事業

 


 

水素イオン濃度(pH)
水の酸性、アルカリ性は水素イオン濃度(pH)によります。pH=7.0で中性、7.2〜7.5で弱アルカリ性です。

生物化学的酸素要求量
生物化学的酸素消費量とも呼ばれる最も一般的な水質指標のひとつで、水中の微生物が必要とする酸素の量です。

化学的酸素要求量
水中の被酸化性物質量を酸化するために必要とする酸素量で、代表的な水質の指標の一つです。

n-ヘキサン抽出物質
油類(鉱物油や動植物油脂、グリスなど)、界面活性剤やフェノール類、硫黄などで、環境省の油汚染ガイドラインに関わります。

亜鉛含有量
環境省より水生生物保全の観点から平成15年に亜鉛の環境基準が設定され、排水規制施策として水質汚濁防止法の亜鉛の排水基準が強化されました。

窒素
生物にとっては重要でアミノ酸や蛋白質、核酸塩基などに含まれますが、分解すると生体に有害なアンモニアとなります。また、酸素との化合物は大気汚染につながります。

リン
細胞に不可欠な構成要素ですが逆に過剰に存在すると微生物が大量増殖します。赤潮などの公害が多発し、合成洗剤のビルダーとしての使用が禁止されるほどです。