床ワックス剥離洗浄・再塗布|施工事例
床ワックスの剥離洗浄とは、床面に塗布された既存のワックスを剥離剤によって分解・除去し、床を一度リセットする清掃方法です。
ワックスを長期間使用すると、汚れや傷が蓄積し、床本来の美観が損なわれることがあります。通常の洗浄では落としきれない汚れや古いワックスを除去したうえで、新しいワックスを塗布することで、床面を美しく整えます。
実際の施工現場で行った剥離洗浄からワックス塗布までの工程を、写真とともにご紹介します。
①施工前と施工後
床ワックスの剥離洗浄を行い、長年の使用によって蓄積した汚れや古いワックスを除去しました。
既存のワックスを丁寧に剥離・洗浄した後、新しいワックスを塗布することで、床面をすっきりと整え、明るく清潔感のある仕上がりにしました。
まずは、施工前と施工後の床面をご覧ください。

古いワックスの黒ずみや汚れを除去し、ワックスを再施工することで、床本来の美しさと光沢を取り戻します
② 什器の移動
作業前に、床面に置かれている机や椅子、什器などを移動します。
移動が難しいものや、水・薬剤が付着すると影響を受ける可能性があるものについては、適切な養生を行います。
剥離剤が家具や建具などに付着すると、変色や劣化などを招く可能性があるため、作業範囲だけでなく周辺環境にも十分配慮します。
③ 床面の除塵・養生
剥離剤を塗布する前に、床面にある砂やホコリ、その他の大きなゴミを除去します。
事前に床面を清掃しておくことで、剥離剤がワックス層に均一に作用しやすくなり、その後の剥離作業をスムーズに進めることができます。


④ ポリッシャーなどによる剥離洗浄
剥離剤を塗布して、ワックス層に十分作用させます。
その後ポリッシャーなどの機械を使用して床面を洗浄します。
床面の状態や材質に応じて適切なパッドや洗浄方法を選択し、古くなったワックスや汚れを除去します。
広い施設では、床材や汚れの状態を確認しながら効率的に作業を進めることが重要です。


⑤ 剥離廃液の回収
剥離洗浄によって発生した剥離廃液には、剥離剤や除去されたワックス、床面の汚れなどが含まれます。
洗浄後は、ウエットバキュームなどを使用して汚水を速やかに回収します。
汚水を床面に長時間残すと、床材の変色や劣化などにつながる可能性があるため、床材の状態を確認しながら適切に処理します。

⑥ リンス洗浄
剥離剤が床面に残らないよう、水などを使用して十分にリンス洗浄を行います。
剥離剤の成分が残った状態で新しいワックスを塗布すると、仕上がりや密着性に影響する可能性があります。
リンス洗浄後に発生した汚水も回収し、床面に薬剤や汚れが残らないよう仕上げます。

⑦ 拭き上げ・乾燥
リンス洗浄後、床面に残った水分を除去し、十分に乾燥させます。必要に応じて送風機などを使用し、床材の状態を確認しながら乾燥を進めます。床面に水分が残った状態でワックスを塗布すると、仕上がりや密着性に影響するため、十分な乾燥が重要です。

⑧ 新しいワックスの塗布
床面が十分に乾燥したことを確認したら、新しいワックスを塗布します。
床材や施設の用途、求められる仕上がりに応じて適切なワックスを選定し、必要な回数に分けて均一に塗布します。
塗布後は十分に乾燥させ、ムラや塗り残しがないことを確認します。

⑨ 剥離廃液の回収・資源化
床の剥離洗浄で発生した廃液は、適切に回収・保管し、グンビルの処理施設へ搬送します。

⑩ 自社工場で分解処理
回収した剥離廃液を自社工場で処理し、水分と固形分に分離します。
分離した水分は適切な処理工程を経て再利用可能な水として、固形分は固形燃料として資源化しています。


⑪ 資源として有効活用
固形燃料は大手製紙工場の燃料としても採用されており、産業分野における資源循環の一端を担っています。
弊社では、廃棄物を可能な限り資源として循環利用することで、廃棄物排出ゼロを目指す「ゼロエミッション」の実現に取り組んでいます。
